ストラヴィンスキーとは?
ポップミュージシャンでも一度くらいは聞いたことのあるストラヴィンスキー、
実は以外なのだが、、同じロシアの作曲家で、古典的な印象があるチャイコフスキーとは年齢は42歳しか離れていない。
ストラビンスキーの革命(リズム編)
ストラヴィンスキーの革命は、和声とリズムに施されていて、特に「春の祭典」の場合、和声よりリズムに対しての革命の方が目を引くものがある。
実際、和声も、調的なものや、その調的なものからの解放、または様々な組み合わせ、音の堆積、配置など、独特なのだが、結局もっとユニークであるリズム的な構造により、それは打ち消されてしまう。
そしてストラヴィンスキーのテクニックのうち、拍子の変化や、複合拍子、不規則性など、色々ありますが、今回は「アクセントをずらす方法」を紹介します。
まずは、演奏を聴いてみて下さい。(下記動画の9:50~9:59)
《春の祭典》第1部 2.春の兆しと若い娘達の踊りからの抜粋
さてここで問題です。
上記の動画(9:50~9:59)で、12345678とカウントできる一区切りのものが4回でてきました。それぞれアクセントがずらしてあるのですが、どこにアクセントがあったのか答えてください。
ヒント1.一回目の12345678にはアクセントはなし。
答えは下記の動画をご覧下さい。
答えは
一回目はアクセントなし、
二回目は2、4、
三回目は2、5、
四回目は1、5、
となります。
はじめて聞いたら、デタラメのように聞こえるこのフレーズも、このように意図的にアクセントをズラすことで、ずいぶん風変わりに聞こえるようになるのです。
規則性の中に、不規則性を入れるというこのテクニックですが、ぜひ自分の作曲のアィディアに使ってみて下さい、しかし表面的な部分だけ拝借するとストラヴィンスキーの物まねになってしまうので、そこから一歩先に進めた感じで応用できれば、何か面白いものになると思うのです。