バンドレコーディングには、ダントツでZOOMのR16を押しです。
なぜならドラムが録れるからです。
しかしドラムを録らないミュージシャンもたくさんいます。
弾き語りとか。
特にスタジオとかに出かける必要が無い方。
自宅で録音をする方。
そんな宅録ミュージシャン最強のオーディオインターフェイスがあります。
それが、ALLEN & HEATHの「ZEDi-10」です。
日本未上陸
機能、スペックの面から、ZEDi-10は宅録最強のオーディオインターフェイスと言えます。
しかしゴメンなさい。
まだ日本では販売されていないです。
ALLEN & HEATHの代理店のコルグに電話して聞いてみましたが、ZEDi-10についてはコルグにもまだ何の情報も入ってきていないそうです。
2016年の年内発売はまず無いそうです。
今回の記事は、ZEDi-10の日本発売を楽しみに待とうぜ!という内容です。
それにプラスして、自宅にミキサーを導入するとどれだけ便利かという話も書きます。
ZED-10
ZEDi-10に似た商品で、ALLEN & HEATHの「ZED-10」があります。
お間違えの無い様に。
今回の記事でオススメする宅録最強のオーディオインターフェイスは、「ZED」の後に「i」が入っている「ZEDi-10」です。
「ZED-10」は日本で販売しています。
というか私持ってます。
ZED-10もUSBポートは付いているんですが、残念ながら24bitに対応していないんです。
16bitです。
ん~~~~、残念!
今時16bitでは音楽には向きません。
私は元々オーディオインターフェイス機能は使うつもりは無かったです。
純粋にミキサーとして使うつもりで購入しました。
使い倒してみて、さすがALLEN & HEATHと思いました。
めちゃめちゃ音いいです。
ALLEN & HEATHと言えばミキサー界では超一級。
本当に細かいところまでよく作られています。
ここまでよく作られているからこそ、オーディオインターフェイス機能が16bitというのがなんとも残念!
と思っていたら、海外のサイトでZEDi-10を発見したんです。
ZEDi-10

出典:http://www.allen-heath.com/ahproducts/zedi-10/
このZEDi-10、96kHzの24bitに対応。
しかも、4in4outなんです。
おー!
4in4out !!!
これは画期的です。
YAMAHAやマッキー、ベリンガーなどでもオーディオインターフェイス機能の付いたミキサーは出ているのですが、みんな2in2out。
2in2outでは、ちょっと何かしようと思ったらすぐチャンネルが足りなくなってしまいます。
例えばギター弾き語り。
2in2outだと、声に1本とギターに1本で終わりです。
ギターにマイクを2本立てて、ギターはステレオ感があるようにしたい・・・、なんて思ってもチャンネルが足りません。
ミキサータイプで4in4outは本当に画期的。
4in4outあれば、色々できちゃいます。
そして、宅録なら4チャンネルを越えたチャンネル数の同時録音はほとんど無いと思います。
4in4outは、宅録に素晴らしい余裕と可能性を与えてくれます。
「チャンネル余ってるし、もう一つ何かしちゃおうかな~」なんてクリエイティブな遊び心を喚起してくれます。
このZEDi-10が日本に上陸したら、他のメーカーでも4in4outのオーディオインターフェイス機能の付いたミキサーが出てくるかもしれませんが、機能が並んだだけならミキサーとしてALLEN & HEATHの方が一歩勝ちでしょう。
気になる値段。
ネット上のお店で色々見てみると、どこもなんと199ドル。
え?
安すぎ!
信じられないほど安いです。
セールか何かかもしれません。
日本に上陸する際の値段も気になります。
ミキサーはメチャメチャ便利!

出典:http://www.allen-heath.com/ahproducts/zedi-10/
ZEDi-10は、10チャンネルのミキサーです。
USB経由でパソコンの音をZEDi-10に流しても、さらに8チャンネル空きがあります。
この8チャンネル、様々な使い方ができます。
レコードを入力したり、キーボードやPOD HD500とかを常に接続しておいてもいいですし、ラジカセ、MDなんていうレトロな機器を挿したりもできます。
こんな様々な再生機器を、ミキサーが一括管理してくれます。
出力も、2種類取る事ができるので、大きいスピーカーと小さいスピーカーにつないでおいたりもできます。
今使っているオーディオインターフェイスには十分満足している場合、ZEDi-10を導入せず、単純にアナログのミキサーを導入するだけでも環境はすごく良くなるでしょう。
ミキサーは本当に便利!
ミキサーを導入すると、そこはミニレコーディングスタジオになる。

出典:http://wondamusic.com/platinumsoundny.com/studios/
本物のレコーディングスタジオには、コンソールと呼ばれるどでかい機器があります。
しかしこのコンソール、実は何の事はない、要するにミキサーです。
音はコンソールのメインアウトから出て、パワーアンプにつながり、そしてスピーカーに流れて音が出ます。
ZEDi-10を使っても、音の流れは同じです。
チャンネルが多いか少ないかの違いです。
ミキサーは、ZEDi-10はコンソールなんです。
うちの自宅スタジオでは、ZED-10からパワーアンプにつなげて、そこからスピーカーに接続して音を出しています。
レコーディングスタジオと全く同じ流れです。
ミキサーを導入することによって、自宅でもレコーディングスタジオと同じ音の流れが作れちゃうんです。
ああ、ZEDi-10早く日本に上陸しないかな。
2017年の春くらいまでにはやって来るんじゃないかなと勝手に予想しています。
今から待ち遠しいです。